株式会社 河野製作所

CROWNJUN
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平成21年6月5日(金) 日刊工業新聞
  中国で試験販売
 河野製作所、上海販社を拠点
  微細手術用の縫合針など

 【千葉】河野製作所(千葉県市川市、河野淳一社長、047・372・3281)は、中国で医療用縫合針など全製品のテストマーケティングを8月に始める。上海市に設立した販売会社を拠点に、上海、北京、大連、瀋陽、重慶の5都市にある医科大学や病院で、製品の価格や品質などについて調査、検証する。今後10年間で、中国市場における微細手術(マイクロサージャリー)分野で販売シェア5割を目指す計画だ。

  テストマーケティングの対象製品は、顕微鏡下で手術を行う際に使う医療用超微細針糸などのマイクロサージャリー関連製品やナイロン縫合糸など現在、同社が日本国内で製造・販売中の全製品約1万種類。2010年2月に北京市衛生局の医療承認が得られると見据え、本格販売に先立ち実施する。

 上海の販売子会社に8人の営業人員を配置する。5都市に出向いて現地の外科医らに使いやすさや品質の問題点など反応を聞き、改善した上で本格展開する考えだ。

 医療用縫合針や糸、糸付き縫合針の中国市場規模は日本の2倍強の500億円あり、今後も市場は拡大すると推測される。同社は中国市場のマイクロサージャリー分野でトップシェアを狙う。

 同社はマイクロサージャリー用の縫合針や縫合針糸の開発で強みを持つ。外科医のニーズに応じて直径30マイクロ-80マイクロb(マイクロは100万分の1)の超微細針糸を10マイクロb刻みで製造しており、整形・形成、脳神経外科分野の血管縫合などで利用されている。

   

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