株式会社 河野製作所

CROWNJUN
English Chinese
平成23年9月22日(木) 日刊工業新聞
  世界最小の針、中国へ
 河野製作所が手術用供給
  微細手術用針付き縫合糸とコメ。最小で直径30マイクロbまでの製品をそろえる

  【千葉】河野製作所(千葉県市川市、河野淳一社長、047・372・3281)は、中国で医療用縫合針など微細手術(マイクロサージャリー)用製品を販売する。天津市の医療機関と年内にも納入契約を結び供給を始める。中国国内で同社製品が採用されるのは初めて。同社は医師が顕微鏡で見ながら行う微細
手術関連製品に強みを持ち、直径30マイクロb(マイクロは100万分の1)、全長0.8_bと世界最小の医療用縫合針を製造している。中国各地の医科大学や病院に採用を働きかけ、2014年に中国で売上高3億円を目指す。

  今年4月に現地で縫合針など製品について医療機器の承認を取得した。微細手術用針・糸や心臓血管外科手術などに使う縫合糸、持針器など同社が製造する全ての製品約1万種類を現地の医師らの要望に応じて販売する。ほとんどが最先端の外科手術に用いられる高付加価値品で、「現在、中国では日本と同等の市場規模があると推定され、毎年2ケタ成長を続けている」(河野社長)という。需要拡大に対応しつつ現地の医師らの求める使い勝手や品質などを的確にとらえるため、09年開設した上海の販売現地法人の人員を拡充。現在は2人が常駐しているが、日本で研修中の7人の中国人らを順次現地に送り込む。「少量多品種が当社の強み。中国でも開発のシーズ(種)を掘り起こす」 (同)ことで高付加価値な微細手術用品市場を開拓する。

記事(PDF形式)