医療用縫合針・縫合糸メーカーの株式会社 河野製作所 所在地:千葉県市川市曽谷 商品販売会社:クラウンジュン・コウノ CROWNJUN

お知らせ

平成15年6月26日(木) 日刊工業新聞
 50マイクロ㍍の微細血管 接合手術可能に
 三鷹光器 帝京大と立体視顕微鏡
 

 三鷹光器(東京都三鷹市、中村勝重社長、0422-32-1491)と帝京大学医学部の黒島永嗣教授は、直径50マイクロ㍍-0.5㍉㍍の血管接合など超微細手術を可能にする高解像度立体視顕微鏡を共同で試作した。従来の手術用顕微鏡を使った手術では直径0.5㍉㍍の血管接合が限界だった。新開発の顕微鏡を使用すれば直径50マイクロ㍍の血管がつなげ、これまで不可能だった切断された指の微細血管の再接合や皮膚移植の微細手術などができるようになる。学会発表を経て年内の実用化を目指す。

 同顕微鏡を使えば、作業空間(対象物からレンズまで)を20㌢-25㌢㍍に保ちながら最高倍率50倍で50マイクロ㍍-0.5㍉㍍の太さの血管接合が可能になる。現在、最高倍率80倍を目指して検証中。これまで作業空間が必要な手術用顕微鏡では倍率20倍が限界。皮膚移植手術でも、太い血管にたどりつくまでメスを入れざるを得なかった。

 また微細手術で必要な直径30マイクロ㍍の縫合用微細針・糸は、河野製作所(千葉県市川市)が開発、試作を担当する。

 50マイクロ㍍-0.5㍉㍍領域は「外科と生理学のすき間で未開拓領域」(黒島教授)。0.5㍉㍍以上の領域は肉眼か従来型手術用顕微鏡で手術。50マイクロ㍍以下の領域は、高倍率だが作業空間がない生体観察顕微鏡を使って細胞内操作を行っている。

 これらの開発は経済産業省の「地域新生コンソーシアム研究開発事業」として02年度8月にスタート。開発終了後5000万円の開発資金を受ける。東京都三鷹市の第三セクター、まちづくり三鷹が管理法人としてつなぎ資金を一部提供。

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